犬夜叉アニメを見終えた後コミックが欲しくなった話

犬夜叉完結編|作品紹介|サンライズ

犬夜叉完結編|作品紹介|サンライズ

昨日、「犬夜叉」のアニメを全部見終えた。
Huluのサービスを使って試聴した。
犬夜叉自体は、2008年頃に連載が終了しているので、なぜ今犬夜叉!?、今見るなら同じような感じのする「鬼滅の刃」ではないの?と思われる方もいるのではないか。

犬夜叉を見た理由、それは単純に今まで50年近く生きてきた中で、原作者の高橋留美子の漫画が好きだったからである。
私の中で高橋留美子の漫画との付き合いが最も密接だったのは、1980年代〜90年代初め、私が10代の頃であった。「めぞん一刻」や「らんま1/2」が連載されていた頃である。話の内容、画風、ギャグ、どれも私の心の琴線に触れて読んでいた。その後、成人し、仕事に追われ、漫画というのを読まなくなって数十年たった。しかし昨年末、Huluに契約し、特に意味もなく、なんとなく高橋留美子のアニメを検索したところ、犬夜叉と言うタイトルがあり、気になって見始めたら夢中になってしまったと言うことだ。

仕事の帰りの電車、電車に揺られること50分くらいあるので、その間に毎日2〜3話見ていた。犬夜叉のテレビ版は2種類あり、2000年から放送されたいわゆる無印と言われる版で167話。その無印は連載と並行で放送されていたため、アニメが連載に追いついたため終了してしまい、連載終了後に始まった「完結編」が26話ある。合わせて何話?、193話。それを約半年かけて見たということだ。長かった。

キャラクターに個性があり、それに様々な生き様、背景があり、設定もかなり複雑化していったが、最後きれいにまとまり、ハッピーエンドで終わっていて、見終わっての安堵感と、喪失感がある。

しかし不満もある。特に「完結編」。話が早すぎる。無印版はコミック1巻から36巻までを167話で放送したのに対し、「完結編」はコミック36巻から最終巻の56巻を26話で放送した。この比較を見ても、完結編がいかにグッと凝縮されて放送されているかがわかる。実際に省略された場面もかなりあるようだし、漫画を読んでいない私にとっては一つ一つのセリフを咀嚼する間もないまま、どんどん話が進んでいき、若干の消化不良感がある。

ということで、自分のペースでじっくり見ることができるコミック版を買って、ゆっくりと紡がれる話を読み解いていきたいと思うようになった。コミックは、通常のものとワイド版と言われる通常よりも大きく、1冊がボリュームのあるものがあるらしい。さて、どちらを買おうか。